2022年の夏に湘南へ移住してから1年が過ぎた。
勢いあまって湘南への引っ越しを決めたため、当時はきちんと調べきれておらず、「湘南は東京と気候が少し違う」なんて考えもしていなかった。
でも、湘南で1年ほど過ごしてみてわかったのは、東京都と比べて「夏は涼しく、冬は暖かい」ということ。
もくじ
なぜ湘南の夏は涼しく、冬は暖かいの?
海に近い湘南エリアは「海陸風(かいりくふう)」の影響を受けている。
海陸風とは
海は暖まりにくく冷えにくい性質を、陸は暖まりやすく冷えやすい性質をもっている。
【晴れの日:昼間】
海よりも陸の温度が上がりやすくなり、陸の空気が上昇。
すると、上昇した陸の空気を補うために、海から陸よりも低い温度の空気が流れこんでいく。
これを海風と呼びます。
【晴れの日:夜間】
海よりも陸の温度が早く冷えていき、陸より海の方が暖かくなって海の空気が上昇。
すると、上昇した海の空気を補うために、陸から海よりも低い温度の空気が流れ出していく。
これを陸風と呼ぶ。
湘南エリアは、陸上と海上の気温の差によって発生する海陸風が循環する影響で、過ごしやすい気候なのである。
湘南の年間の気候は?
その時々の空模様によりますが、湘南の年間の平均的な気候は下記のとおり。
春 | 温暖 |
夏 | 温暖、湿度が高い |
秋 | 雨の日が多い、沿岸地域は台風の影響を受けやすい |
冬 | 晴れる日が多い、雨は少ない、乾燥しやすい |
お天気とは異なりますが、海から吹く潮風の影響でモノがサビやすくなるが、沿岸から少し離れた場所に住んでいることと、海や緑のある湘南に移住してから物欲が減ったため、私はあまり気にならない(※個人差はある)
湘南で1年過ごした冬と夏
雪予報の日に雨降りの湘南
今年(2023年)の2月だったでしょうか。雪予報の日に都内の会社へ出社せず、雨のしとしと降る湘南でリモートワークをしていた。
SNSをのぞくと、友人知人が続々と雪景色の投稿をする中、「雪はまだかな、いつ降るのかな」と心待ちにしていたが、ついぞ雪が降ることはなし…。
「お隣りの大和市だって降っているのに、なぜ…?」と思っていたところ、長年湘南エリアに住んでいらっしゃる方から「湘南の冬は東京より暖かいから雪が降らないことが多いんだよ」と。
湘南に関する知識の乏しかった私には、衝撃的な言葉だった。
都内の最高気温37度の日に湘南は…
今年(2023年)の夏は、暑い暑い日が続いた。
あれは7月18日のことでした。都内(新宿区)の会社へ出勤しようと準備をしながら天気予報を見たところ……。
新宿区:最高気温37度
藤沢市:最高気温33度
都内より湘南の方が4度も低いことに驚いた。
正直、33度も暑い、とても暑い。でも、その日は出社をせずに家にいたい気持ちでいっぱいに(やむなく出社)
平均すると、湘南は都内よりも1~2度ほど気温が低い。
また、ヒートアイランド現象の都内よりも緑が多いため、より一層、湘南の方が涼しく感じる。
まとめ
夏は涼しく、冬は暖かい湘南は、避暑地にぴったりの土地です。湘南エリアに別荘を持つ人が多いのもうなずける。
今思えば、勢いだけで移住をしたことを、ちょっぴりこっぱずかしく思うときもあるが、日々新たな発見が多々あるので新鮮な毎日を送っている。